トレパク疑惑について法的リスクが伴う!?314万円の高額賠償が認められた

花邑まいさんのトレース疑惑として、検証画像300点を掲載しネットで非難した漫画家が名誉毀損で訴えられ、314万円の賠償命令がくだりました。投稿した内容は、”匂わせ”投稿でしたがが名誉毀損だと認められました。本判決の重要な点は、「『線の重なり』があることのみをもってトレースと推認することはできない」と判示したことです。

トレパク疑惑について法的リスクが伴!?314万円の高額賠償が認められた

参考書籍:エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪[本/雑誌] (過剰権利主張ケーススタディーズ) / 友利昴/著

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トレース・トレパクでの認容賠償額では314万円は高額

314万円の認容賠償額は高額で、『エセ著作権事件簿』の書籍内でも、エセ著作権を振り回して逆に訴えられた方について論じられておりますが、その範囲で個人間の係争では、賠償額は第2位の賠償額とのことです。通常100万円程度がが多いとのこと。

裁判の判決参考:https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/461/092461_hanrei.pdf

トレース・トレパクでの裁判で314万円となった理由

  1. タイムスタンプがしっかりと残っており、かつトレパクと指摘された著作物がトレパク元とされる作品よりも先に出ていた
  2. 被告が、原告から4年間も嫌がらせを受けていたとする虚偽による名誉毀損
  3. トレース・トレパクの検証画像の精度が低く、ほぼ言いがかりに近いレベル
  4. 原告は実演会(イラストの制作)を実施し自分の画力を証明
  5. 「1」の事実が認められたにも、関わらずに被告は主張を撤回せずに裁判を続けた

トレース・トレパクでの裁判についての声

前例が重視される法曹界なんで、これから先は検証画像とか安易に作ると名誉毀損で訴えられて、負ける。

「お前なんでそんなちょくちょくパクリ側の擁護すんだよ」と言う方がいるかもしれませんが、自分は昔アンチにつきまとわれたことがあって、実際裁判まで行って賠償金払わせました。
その時に雑な検証サイト作られて、パクリ呼ばわりされたことがあるからです。

俺の時はすごくて、フィギュアの画像を重ねて「同じだ!」とかやられましたから。
フィギュアには輪郭がないんだから、そりゃ同じ角度なら似るよ。
しかも「複数のフィギュア画像の組み合わせだ!」とかマジで言ってました。

そんな杜撰なサイトなのに、信じて俺ブロックした人が実際にいますから。

自分の裁判はWiki(Twitterや2ちゃん(当時)の誹謗中傷の書き込みを集めたブログ)の運営者を賠償させたので、実は画期的な部分があったんです。
本人が中傷してるわけでない、中傷を集めた運営者が賠償させられたんですね。これもまた前例として法曹界に残って、いろいろ役に立っているはずです。

あれま。
これが判例になると、これから検証サイトとか作ってる人たちヤバいことになりそう。

この判例でたの大きいね。トレパクだろって騒いで正義面したい第三者が多いこと多いこと。そん中に「著作権法はアイディアを保護しない」ってことをちゃんと理解してるやつがどんだけいるんだろうな。震えて眠れ。

文章の場合、類似性の判定基準はもっと厳しい。パクられたと騒いでもほぼ勝てないくらい。ネットではこの手の話は言った者勝ちだから、こういう判例が出る事は重要ですよ。

※当サイトの運営方針については、トレパク専門サイトのスタンスをご覧ください。

本裁判の詳しい内容は、「【トレパク炎上】花邑まいの事件・パクリまとめ|結賀さとるの裁判の一連の流れ」をご覧下さい。

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