参考とトレパクの違いが分からなくて悩んでいます。真似して描くというのはトレパクになるのでしょうか?それとも参考に入るのでしょうか?

Yahoo知恵袋にこの様な質問がありました。

参考とトレパクの違いが分からなくて悩んでいます。真似して描くというのはトレパクになるのでしょうか?それとも参考に入るのでしょうか?

参考とトレパクの違いが分からなくて悩んでいます。
最近トレパクと言う言葉が話題になっていて
トレパクについて調べると、沢山トレパクをしたと言われているイラストが出てきて
その中には線も合ってないしトレースした訳でもない参考に入るのでは?というイラストまで
トレパクだと言われ糾弾されてるのを見かけます。

私もイラストを描いているので他人事とは思えず怖いと感じてしまいます。

絵描き系のYouTuberさん達は資料を見て参考にしろとよく仰っていますが
どこまでが参考でどこまでがトレパクに入るのか分からなくなってきてしまい悩んでいます。

どこからがトレパクという明確な物ってあるのでしょうか?
トレースはしていないし
ポーズも一部、改変されているけれど似ている。絵柄が似ている。も糾弾されてるのをよく見かけますがアウトなのでしょうか?

例えばなのですがパンツの描き方や見え方がわからずパンチラ専門の参考書を買って
同じ様な角度の参考作品を辞書感覚で調べ
パンツを真似して描くというのはトレパクになるのでしょうか?それとも参考に入るのでしょうか?

買い手が各方面から提供される情報をもとに判断します

その作品の

買い手が各方面から提供される情報をもとに判断します

トレパクの検証について詳しくは、「トレパク検証一覧!やり方も解説」をご覧下さい。

トレパク検証一覧!やり方も解説

 

>どこからがトレパクという明確な物ってあるのでしょうか?

無いです。

似てると思った人の主観でしかなく、実際にトレパクかどうかは裁判にならないと確定しません。

一方でトレパクと不用意に指摘し炎上させる行為は名誉棄損に該当するとする判例が存在します。

不用意なトレパクの指摘は名誉棄損。と言う判例
https://ci-en.dlsite.com/creator/28/article/607884

トレパクの言いがかりを受け精神的な苦痛などを感じたのなら、迷わず法テラスやお住まいの市役所等がやっている無料の法律相談、警察にご相談を。

より詳細な法律の話をしますが、先述の通り、実際に権利侵害に該当するかどうかは裁判をしないと解りません。そしてその裁判を起こすのはパクられた側です。

ですから、パクられた側が何もしないのであれば、問題そのものは発生していません。

また、仮にトレースして出来上がったものがあったとしてもそれは二次的著作物に該当します。なので一般的に言われる盗作とは根本的に異なります。

盗作の場合権利者に変化は有りませんが、二次的著作物の場合、権利者は元になった権利者+作った人と言う具合に権利者が増えます。つまり、二次的著作物の場合はパクられた側の人もトレパクと言われる作品を自由には使えません。

法律の概念としては、二次的著作物の権利が存在する以上、現在よく炎上しているトレパクそのものは法的には許容されているものです。元になった権利者がNoと言えば取り下げざるを得なくなる、と言う性質のものであって、無関係な第三者が炎上させて取り下げさせて良いものではありません。

>私もイラストを描いているので他人事とは思えず怖いと感じてしまいます。

ここについては良く解ります……。ですので、その不安を拭い去るためにも著作権と言う法律について勉強されることを強くお勧めします。

はっきり言いますが現在のトレパクの指摘は法的根拠が存在しません。なので、知ってさえいれば、心の健康は維持しやすいと思います。

犯罪者への不法行為は犯罪。それがこの国の法です。

権利者でも何でもない第三者による、裁判にすらなっていない人への誹謗中傷ならなおのことです。繰り返しになりますがご自身の人権を守るためにも、いざと言う時には警察や法テラス等へご相談されてください。

トレスはコピーと同じで、そっくりそのまま写すことです。
他人の視点と技術が学べますが、自分の作品として発表すると盗作になります。

参考は資料の一つとしてみる程度でその通りには描かず
オリジナル作品の補助的に使います。

著作物でないものや
パブリックドメインに関してはトレパクは著作権侵害にはなりません。

ポーズは著作物では無いので似ていてもOKですが
絵柄が似ているのは盗作です。
著作権の持ち主に訴えられる可能性がありますが
ケースバイケースなので司法判断に委ねられます。
アイデア、構図、ポーズ、コンセプトは著作権で保護されないので真似しても良いです。
著作権で保護されるのは表現です。

参考書は著作物なので似たような参考書を出版するのは
著作権侵害ですが、掲載されている写真やイラストは著作物では無いので
著作権侵害にはなりません。しかしそのまま写すと、トレパクにはなります。
そっくり写さずアングルを変えて描けば参考の範囲です。

>どこからがトレパクという明確な物ってあるのでしょうか?

ありません。

一般にトレパクと言われているのは、法的には「著作権侵害」に当たるものを言うことが多いですが、「法的に著作権侵害にあたるか」というのは、ちゃんと都度専門家がしっかりと検証して決めるもので、「一般的かつ明確な線」はありません。

なので、ネットでトレパク警察が騒いでいるものは、大半素人判断で、各自の勝手な基準でトレパクだと言っているだけです。

ただ、現実として、絵を描く人間として気になるのは、「ネットで炎上するかどうか」だと思います。
上記の法的な観点については、著作権保持者に訴えられて裁判にでもならない限りは、論点になりませんから。

ネット炎上するかどうかでいうと、正直、「多くの人が賛同するかどうか」という観点になると思いますので、やはり明確な線はないですが・・・。

個人的な感覚としては、

・線がすべてぴったり重なるレベルのトレース(部分的に重なるだけとか、変形させたら重なるというものは含まない)

・キャラクターデザインで特徴的な複数部分が類似している。(例えば初音ミクの場合、「ツインテール・緑髪・袖のデザイン・四角の髪飾り」くらいが似てると、「パクリ」と言われる可能性が出てきます。

このあたりは騒がれやすいように思います。

>同じ様な角度の参考作品を辞書感覚で調べパンツを真似して描くというのはトレパクになるのでしょうか?それとも参考に入るのでしょうか?

既存作品とポーズや構図がまったく一緒だったりしなければ、参考にしかならないと思います。

簡単に言えば・・・

「参考」は基本的に何でも絵が描けるひとがすること

「トレパク」はトレースして盗むこと。真似や模写も最近では同じように言われる事がありますが、実際は違います。

ここで何度も説明していますが・・・

自分は何年か前まで、企業の干支の絵を描く仕事をしていました。

今年の虎の絵は動物園に行けば見ることが出来ますし、写真に撮ることも出来ます。しかし干支によってはそれが出来ないものもあります。それに時間がない場合もあります。

その場合には図鑑だとかネットとかで虎の写真を探します。

写真から虎の顔や模様や尻尾の特徴を知ります。これが「参考」です。

そしてその知った特徴を元に、全く自分のオリジナルの虎の絵を描きます。ポーズも角度も背景も全くのオリジナルです。

つまり他人が権利を持っている写真や絵から「参考」に出来るのは、基本的に何も見なくても絵が描けるひとだけです。

パンツもあなたのなかでちゃんと理解してイメージを掴んでからその参考に見た写真や絵と全く違うものを描けば何も問題はありません。

絵を描けないひとが、誰かの何かを見て描けば、いまの時代はトレパクだとかパクリだとか言われます。

参考:Yahoo!知恵袋

関連著書:クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本

トレパクについて詳しくは、「トレパクとは?知らないとまずい!?どこからトレパクか解説!」をご覧下さい。

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