目次
トレパク冤罪の顛末まとめ
はじめに
それで、この件何が起こっていたのかと、どう対処していったかで、今後同様の被害に遭われた方のために、記録して残したいと思います。
※過去2本出していたnoteについては、記録として残すには和解した方の情報が出すぎているため記事を取り下げ、この1本に集約しました。また、原作様へ万が一にもご迷惑がかかることを考慮し、ジャンル等はすべて伏せ画像も取り下げています。
※以前にアップしていたこの件に関する記事を読んで人間不信に陥ったり、SNSが怖くなったり、同人活動自体が怖くなってしまった方がいらっしゃるため、対人関係などに不安を抱えている方などは読むことをお控え下さい。
登場人物
- 私…パクとされた方
- A…ラレとされた方
- B…私とAの間に板挟みになってしまった方
- X…私とAにDMでトレパク検証画像を作成し送った方(X’、X”はXの別名義です)
時系列に沿った出来事と説明
3/24 23:00頃 X’(Xの別垢)から私の新刊の表紙とAの絵を重ねたトレパク検証画像がTwitterのDMで送られてくる。トレパクをしていない旨を説明。この時Xからの返事は無し。
3/26 15:00頃 翌日のイベントのため大阪入り。
3/27 イベント開始〜終了
イベント当日にスペースへ遊びに来ると前週のイベントで聞いていた3人が来ず、twitterを確認したものの3人ともにフォローを外されていた。イベント終了後相互だったはずのいくつかのサークルからもフォローを外され、うちいくつかはブロ解もされている事に気がつく。
Bのこの行動についてはこのイベント当日の朝にAに用事があり、その時にBがAの様子がおかしかった事から気遣って声をかけたところ、Aが
・こなつ(私)がトレパクをしている
・以前からDMで揉めているのに堂々とイベントに出ている
・トレパクをする人間は本を絵を描く資格がなく本を頒布する資格もない
といった内容をBに伝えており、BはAをなだめつつもそれを真に受けてしまい、私とと隣のスペースだったBはイベント中ずっとどうしていいかわからず混乱していたため行動がふわふわしてしまっていた。
DMを送って相談したところ、これは後に判明するがX’から私に送られたものと同内容+他の作家の方と重ね合わせたトレパク検証画像2枚の合計3枚が、X”名義(Xの別垢②)でAにも送られていた。
また、イベント当日にAは面識のない初対面の人間に「こなつがAをトレパクしている」「twitterのスペースでこなつがAの悪口を言っている」という事実無根の内容を吹き込まれていた。Aは頒布に忙しくそれを言いに来たのが誰だったのか確認できないまま1日を過ごし疑心暗鬼になっていたため、X”が送ってきた画像を見たAはこの時点では「これは自分の絵のトレパクだ」と思い込んでいたため話が平行線となった。
よって現時点での話し合いの解決は不可能と感じ、Aからの「私(こなつ)のTLで検証画像とともに説明を行い、外野に判定を委ねる」という指示を受け入れ公開する事を承諾すると同時に、Aから対話の拒否を言い渡される。ちなみにこの時の外野のトレパク疑惑画像に対する判定はほぼ全てが白。
この頃5chの某スレで私の別の絵のトレパクの再検証が開始されており、冤罪であるとの見方が強まる。
5/1 Bとの共著の2回目のnoteを発信(note②)とする。Bとはこの時点で和解。この時本件からは手を引くことを一旦決め、X’のアカウント名を公開。この時点でA=Xだと関係者や周囲は考えていた。
参加に対する不安があったため、イベント主催会社へ事前に連絡したところ、見回りを強化していただけるとの事で、当日も担当者の方がいらっしゃって連絡先を交換。また、有志の男性2名+途中から男性友人1名にも入ってもらい、不測の事態に備える。
イベントでは無事何事もなく、スペースに来てくれる方からは温かい言葉を頂く。
某匿名掲示板で、Xのファンを名乗る方が、X”’のアカウントとXのプロフィールの一致を指摘する書き込みを行う。ほぼ同時刻にXの本垢のツイ消しとpixiv作品等を一斉削除しTwitterに鍵がかけられる。
Xが自分がトレパク検証を私とAにサブアカウントから送ったことを認め、謝罪文を発表。その後Xから直接私のところにDMが届いたため、急ぎAへの謝罪を行ってもらうように依頼。その上で、ファンの方に対しての謝罪とどうしてこんなことをしてしまったのかの説明をするように依頼する。また、この時Xは二次創作から足を洗う決意をしていたため、引き止めるも一旦はXの意思を尊重し、戻ってくる時にはサポートする旨と、転生して活動再会をしてしまって、Xだとバレた時の風当たりは今以上にきつくなることを考慮し、できれば再開するときは今のアカウントのまま続けることを伝える連絡先を交換し和解する。
誹謗中傷が始まったときから酷いものについてはログ・URL等をずっと記録していたが、手落ちがあることを考慮し、某匿名掲示板に一か八かで降臨し情報提供の協力を呼びかける。以降、続々と情報がメールで届く。
同じカプであるAのご友人に誹謗中傷が飛んでいるのを見つけたため、ご本人に連絡を取りご迷惑をおかけしていることを謝罪したところ、本件についてお電話で話したいとのことだったためLINE通話にて直接会話を行う。Aに連絡をしたが、既読がつかないことから安否を気遣っていたため、お互いにAから返答があり次第、連絡を取り合う旨をお約束する。また、解決に向けて直接Aとの対話が必要な場合、間に立つので三者で話そうというご提案を頂く。
Aより直接連絡があり、AがX”から受けていた連絡やイベント当日初対面の人間から事実無根の私に対する噂話をあれこれ言われていた事、それ以前にも総集編のことで中傷が来ていた事などの説明と、感情的になっており正気を失っていたためトレパクだと決めつけてしまった事などについての説明と謝罪を受け、私の方からも絵柄で誤解を与えてしまったことや、どうして絵柄がころころ変わっていったかの説明と迷惑をかけてしまったことへの謝罪を行う。Aは鍵を開けて謝罪文を出すが、事情があり即出せない状況のため1週間ほど待って欲しいとのこと。Aと和解したことを関係者や支援しだくださった方に伝え、4者の間の問題はあとはAの文章の公開のみで終了となった。
全体を俯瞰してみてわかった第三者のおせっかいの厄介さ
しかし今回の件を俯瞰してみて、少なくとも私・A・Bにおいて今回の事が発生してしまった原因が「第三者からの何の根拠もない噂話」を吹き込まれ、それがタイミング悪く交差してしまったという印象を受けた。
それを吹き込んだ本人は、良かれと思ってしたことかもしれないが、その情報は確かなものなのか、事を荒立てようという気持ちはないか、そもそも不確定な情報をわざわざ本人に伝えたいという気持ちの根本は何か。一度それを自分に問うてみて、それでも伝える必要があると思ったら、本人に伝える。それくらいの慎重さがあっても良いと思った。
他人のための正義という自慰行為
「××さんのことを思って」「××さんのために」「××さん側の支持者です」こういう枕詞をつけて実は××さんを後ろから撃っているような援護射撃ともいえないお粗末な正義をたくさん見た。
他の3人がどう思っているかは、直接聞いたことがないからわからないけれど、少なくとも私は「気持ちはありがたいけれど迷惑だからやめて欲しい」と思っている。
いくら文章の中で「私は中立」と言っていても、それを判断するのは書き手ではなくて読み手。文章の責任は本人にあり、それを読んだ他人がどう思うかはその他人に委ねられている。
SNSに投げた言葉の責任を持つという意識
もう「匿名だから何言っても大丈夫」の時期は終わりに向かっていることを今現在も肌で感じられていない人は、少し危機感を持った方がいい。大多数に言葉を発信することが容易になってしまったからこそ、その今見ている画面の向こうに誰がいるのかという想像力を持って、発信する内容に気をつける必要がある。
そういう考え方の持ち主にこれを言って理解してもらえるか自信がないが、自分の親兄弟、友達、大切な人があらぬ嫌疑をかけられ、潔白を証明するために公に向かって説明をしたとして、あなたはその大切な人に「私の生活が楽しくなくなるから黙ってろよ」「お前が余計な事をしたから私の人生が楽しくなくなった」と言えるだろうか。
また、もし私が黙って退場して見かけ上収まったとしましょう。そうなった時に、Aは自分と同じカプの人に焚きつけられていたことを知らないまま疑心暗鬼で活動を続け、Xについては対話した中で、自分がしていたトレパク検証の杜撰さに自覚がなかったので、いずれ何処かで同じ事を繰り返して明るみに出ていた事が容易に想像できた。また同カプや別カプで同じようなネットリンチやいじめが原因で、筆を折ったり界隈を出ざるを得なかった方から何通もメールを頂いていたため、今回声を上げて騒がなければ今後個人の怨恨によるいいがかりなどで筆を折られる同人作家がたくさんいた可能性もあったのではないかと感じた。
ここまで言ってもまだ「だからなんだ、お前が黙っていれば自カプの作品が減ることは無かった」と言うならばそれは描き手/書き手をただの「自分にとって都合のいい筆」だと思っているということだと思う。
同人に対する前提知識の不足
今までこういう考え方を持っていたとして、そもそも同人活動が何かを知らなかったのなら、無知であったことに罪はなく、知識をつければいいだけの話しなので一度同人とは何なのかについて調べて考えて見て欲しい。
少し古い資料ではあるが、コミケット準備会がとても良い資料を出されているので、一度目を通してもらうと良いかと思う。
特に35ページ以降や21ページの参加者の収支を見ていただければ、同人は商売やサービスではないということがよくわかる。
https://www.comiket.co.jp/info-a/WhatIsJpn201401.pdf
某匿名掲示板に降臨した件について
今回はスレ住人たちの「今回はこなつの方に乗っかった方が面白い」という判断から情報提供を助けてもらえたが、逆にボコボコにされる可能性もあり一か八かの行動だった。そしてそれと引き換えに私はこの先ずっとヲチ対象として見られる覚悟で降臨しに行ったのも事実で、決してオススメできる行為では無い。
ヲチスレが何なのかもわからない方は、世の中には知らない方がいい事もあるので調べる事もしない方がいいです。
それでも今回はありがとうございました。
こういう事を言うと「キショい、別にお前のためじゃない勘違いすんな、私らが面白いからやっただけだ」と仰ると思うのですが、それでも感謝しています。
数値を権力や戦闘力と勘違いしてしまう危うさ
配置はもう頒布数の関係上どうにもならないにせよ、Twitterはそろそろフォロー/フォロワー数やいいね数を、YoutubeやInstagramに倣って自分で表示/非表示にできる機能をつけてもいいのではないかと個人的には思っている。
そうすれば、対象に付与された数字ではなくて「何が自分が面白いと思ったか」を基準にして各自が色々なものを楽しめるようになる、そういうものの見方が取り戻せるのではないだろうか。
例の神社について
- 祈祷は何日コースを選択したか → 30日コース
- お願いの仕方を間違えると自分や相手が死ぬこともあるという話を聞いた、どのようにお願いごとをすればいいか → 祈祷の場合は一度祈祷したい内容を紙に書き、それを元に神社の方から詳細に聞き取りを受けそれを祝詞にしてくださるので、ありのまま困っている事を伝えば大丈夫。私は「私の足をひっぱる人間との縁を切って、お互いに高めあえる人との縁を深めて下さい」と書いて、事情を説明しました。ちなみに私を担当して下さった神社の方は同人活動について知識がある方だったので話が早かったです。お祓い/祈祷以外ではなく、お参りのみで行く時はお願いごとは「〜を叶えて下さい」「〜してください」と神様に丸投げするのではなくて、「〜を実現するために〜をするので見ていて下さい」くらいの感じでお願いしています。
- 普段参拝する時に何を買っていますか? → お礼参りが特に重視される神社なので、お礼用の絵馬、お願い事用の絵馬(本殿用と、右端にある社に吊る用の2つ)、お守り、年始のみお札(伊勢神宮のものと併せて購入)これを購入して、記入台にマジックが準備してもらっているので、そこにお礼やお願い事を書く。また、記入台には1枚100円で買えるお札が於いてあって、そこにも同じことを記入して、金比羅宮のあの有名な穴の空いている岩に備え付けられている糊で貼り付けます。穴は空いていて気が向いたらくぐりますが、混んでいたらくぐらずにスルーしています。
- お賽銭いくら入れてますか? → 1賽銭箱につき100円です。お正月とかはもうちょっと入れたかもしれないです。これはもう気分ではないでしょうか。お財布と相談してあげてください。
- 3つお参りする箇所があるのですが、全部回りますか? → 回ります。本殿+右奥のスキルアップの神様+右下の何かエグい雰囲気を発している感じの社全てを回ります。
- せっかく京都にいくので他に八坂さんや稲荷神社、貴船などにも行った方がいいですか? → 私は何となく神様が喧嘩しそうな気がしているので、金比羅宮と伊勢神宮と氏神の神社以外には行きません。あとはたまに伊勢志摩の神明神社にドライブがてらに行くくらいです。あそこは海の近くで雰囲気もとてもよく何となく気持ちがいいので…。あとお参りのあとは三条くらいまで行って、三条スタバでコーヒーを買って鴨川沿いを散歩したり、八坂の前のちょっと高いお寿司のお弁当屋さんでお弁当を買って、鴨川沿いで敷物を敷いて食べて昼寝して、出町柳のふたばで大福を買って帰る…というのがいつものパターンです。
- 買ったお札はどうしてますか? → 額に入れた自カプの宗教画(劇場特典)の前に祀ってあります。御札は正しい置き方があるので、それは調べてもろて…。
- 怪我をしたり、不幸があったりはしていませんか → 今のところ無いです。スパコミ当日入場前に緊張で蕁麻疹が出たくらいです。すぐ収まりましたが。どちらかというと、今後付き合いたい方だけが周囲に残ったので、感謝しています。
笑い話としての余談…
この方については元々御本も買わせて頂いていた方で大好きな作家さんだったので、さらに大好きになってしまった。
対話で解決するということ
「対話」は偶然にも私が今の自カプで二次創作をする際にずっとテーマに掲げていることで、コミュニケーションの大切さや、視野狭窄に陥った人間の認知が歪んでいく様をどうすれば回避できるのかを考える術は、今の自カプと某タコの漫画が教えてくれた事だった。
いつも大事なことは漫画が教えてくれる…。
今現在冤罪被害で困っている人へ
ちなみに今回の事についてのお気持ち大表明メールについてはサッとは目を通しますが、お返事は控えさせていただきます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。