こなつがトレパク事件後に発表したnote「トレパク冤罪に絡められた話」のアーカイブ

こなつがトレパク事件後に発表したnote「トレパク冤罪に絡められた話」のアーカイブ

トレパク冤罪をふっかけられた話

こなつ

はじめに

今私は二次創作での同人活動をしているのですが、3月末にトレパク冤罪をかけられました。ですが、今のところ筆を折ることなく界隈から退場することもなく、趣味の二次創作を継続しています。

発生してから今日でちょうど1ヶ月ほどなのですが、まさか自分がトレパク冤罪を食らう日が来ると思っていなかったので驚きました。楽しい話ではないですが、レアな経験のため書き残します。

この記事を出す意図と注意

  • トレパク冤罪がどのように発生して、どう広がっていき、自分の身と周囲に何が起こったかの記録と、今後同様の被害に遭われた方のためにどのように対応して私が乗り切ったかという記録を残したい。
  • 私から相手側への嘘、侮辱、矛盾があったとされるDMのやりとりの開示。
  • トレパクの相手とされた方への糾弾目的ではないので、登場人物はすべて仮名表記、スクリーンショットの名前とアイコンは伏せさせていただきます。
  • DMはTwitter社のルールとして相互での承諾が無いと表には出してはいけないのですが、このあと出てくるTweetで先方は私とのDMのやりとりをすべて出すと先に仰っていたので、それなら私から出しても問題は無いだろうと判断し出すことにしました。

登場人物

  • 私…パクとされた方
  • A…ラレとされた方、カプ最大手
  • X…私にDMでトレパク検証画像を送ってきた人

概要

2022年3月のインテで発行した同人誌の表紙について、第三者よりトレパク疑惑をかけられ、ラレとされている方に相談。結果的に希望者への返金対応及び、在庫の廃棄を実施。

時系列

2/20 該当の同人誌の表紙イラストデータをデザイナーさんへ提出
3/3 表紙の絵に一部修正を加え再提出のちFIX。人形の頭を齧っていない構図だったものを、齧る構図に変更
3/24 7:00頃 印刷所へ入稿
3/24 23:00頃 Xから私の新刊の表紙とAさんの表紙の絵を重ねたトレパク検証画像がDMで送られてくる。トレパクをしていない旨を説明。内容は下記。この時の返事は無し。
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Xから私への1通目のDM。これが私にとっての事の発端となる。
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最初は善意の方の意見だと思い素直に聞き入れていた。バカだったと思う。今見てみると全然違うが、こういう形で重ねられて送られると「言われてみれば似てるかも…」という目で見てしまう。このような事をしてくる意図がわからず怖い。
3/26 13:15 Xから返答の後ブロックされ交信不可に。今はなぜかブロックされていません。
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黒塗り箇所は今回の件と全く関係の無い商業作家さんと、同人作家さん。
3/26 15:00頃 私、翌日のイベントのため大阪入り。3/27 イベント開始〜終了
イベント当日に来ると言っていた知り合い達が来ず、何かあったのではないかと心配になりTwitterを見た所、特に何も言及はありませんでした。
天気悪いしめんどくなっちゃったのかな〜そういう時もあるよねと思ったが、全員が私のことをフォローから外していたのが少し気になりました。連絡しようかとも思いましたが、Twitter以外の連絡先を知らず、疲れていたため特に気にせず帰宅。

また単独参加でロクに知り合いに挨拶できなかったので、終了後Twitter上で挨拶をしておこうと思った所、フォローしていたはずのいくつかのサークルからもフォローを外され、いくつかはブロ解もされていました。
※この件で、お隣だったサークルさんについて「カプ内で集団いじめが発生しているのではないか」という憶測のツイートを散見したのですが、この件についてはご本人から連絡があり双方行き違いがあったとのことで話し合いが終わっています。
あと何人か買い手の方、他作家の方から「大丈夫ですか?」と数回声をかけて頂きました。何のことについての心配なのかよくわからないまま「(???)大丈夫ですよ(???)」と返していたのですが、私がこの日の新刊のために徹夜で見た目にもヨレヨレだったので、体調を気遣っての声かけだと思っていました。
3/27のイベント当日の時点で、私のところには3/24にXからのトレパク検証画像DMが来ただけで、そのことを「変ないちゃもんDM来た」とTwitterの日常アカウントで言ったくらいで、詳細は外には出していませんでした。
身に覚えのない言い掛かりのため、問題にする程度の事でもないしょうもない嫌がらせだと思っていました。にもかかわらず27日のイベントまでに「第三者をきっかけに色々な問題が私(こなつ)の周りに起きている」という事をAさんから聞いたという方がいたことや、同カプの方からのブロ解・フォロー外しが増えたことに気づきました。
3/24〜26あたりにかけて、私が知らない所で私についてこの件や、他のありもしない問題をAさんや同カプの人に吹聴して回っていた人がいた可能性があると考えています。
また、この件と関係あるかないかわからないものの、この日あたりから私と仲良くしてくれていた同カプの絵描きの友人が突然Twitterからいなくなり、アカウントも削除され連絡がつかない状態で心配しています。
3/27 23:34 XからのDMと同内容のものがAさんにも送られていて、迷惑をかけているのではと思い至り、イベント後にAさんへ確認のDMをしようとしたところ、Aさんからもブロ解され鍵をかけられている事に気がつき、知らない所で何かが起きている事を感じ始めましたが、構わずDMをお送りしました。
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身に覚えが無い上に、私の絵がAさんの絵と似ているという話自体Aさんに失礼かつ、雑検証だったため今後の扱いを相談しようと思って投げたDM
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たぶんXに勘違いされた原因がこれかなという内容をお伝えする。また友人が姿を消したことや、自カプ内の空気がおかしい事や、Aさんが参っているという話も知り合いから伺っていたため、自カプに向かって悪意を持って何かしている奴がいると思いそれを案じる。

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黒塗りは私の本名です
同1:30 Aさんから返答。内容は下記。
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完全に黒だと思われているようで、話し合いの余地は無いように思いました。またAさんにXからのDMは来てないとのこと。

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結局この他の検証画像はAさん側から今のところ出てきておらず、私のところにも来ていません。だって無いですよ…やってないんですから…

あったとしても無理矢理合わせたものしか出てこないです。

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さっき「Xから何もメッセージは送られてきてない」と言っていたのは言い間違いか勘違いかだろうと考え一旦お話を聞く
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いや…ファンだから…押しますよ…総集編めっちゃ楽しみにしてましたし…でも検証画像に重ねられているAさんの総集編の書影が出たのは、私が表紙イラストをデザイナーさんに出した後だったため、私は既刊と重ねられてると思いこんでいました。

でないと、「ラレ元(総集編)とされているものが、パク側(私の表紙)ができたのより後に出てきた」というわけのわからない話になります。

ラレがパクより後に出てたとかもう筋が通ってないというか話としてメチャクチャなんですよ。

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やり取りはここで終了。
同2:30頃 話し合いに今後応じてもらえなさそうな事と相手のフォロワーが3万人もいること(恐怖)、イベントでの周囲の様子がおかしかった事を考え、事態の収拾を最短で行うことが最善と感じ自分のTwitterで経緯の説明、在庫廃棄、希望者への返金を即決しました。
またAさんの希望通り、送られてきた検証内容と説明文を公開。(説明文についてはAさんのお名前が出ており、この記事自体はAさんを糾弾するためではなく、あくまで私が冤罪をどう乗り切ったかの話と、私にかけられているAさんへの侮辱の疑惑を晴らすためのものなので、説明文をここに貼るのは避けます)
同2:39 Aさんが鍵の中で、私の説明Tweetを引リプして下記の内容を発信していると知り合いや第三者からスクリーンショットが送られてきました。(名前・アイコン・日付等は削除、本文のみ掲載)
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これ以降、中傷めいたDMが届き始める。

ちなみに私とAさんは面識がなく、私が一方的にフォローをしていて、イベントの時には隣のスペースだった時にご挨拶をさせてもらったり差し入れを渡させて頂いた程度で、まともに会話したのはこのDMが初めてでした。なので「私の彼女に対するすべての発言」というのはこのDMのやりとりの事になりますが、そうなるとAさんはこの内容に矛盾・嘘・侮辱を感じたという事になり、どこに失礼があったのかわからず頭を抱えました。

他人にとっては失礼な謝罪文になっている可能性もあり、自分では判断ができないため、信頼している友人にどこかに無礼が無かったかやりとりを見せてみましたが、わからないとのことで再度頭を抱えます。他にも1名トレパク疑惑の方がいたこと、あとは総集編の転売問題でAさんが精神的に相当やられているというお話を、フォロワーの方から伺っていたので「参ったなあ……」という気持ちでした。なぜなら私はAさんのファンだったので。

Aさんが商業に行く話も小耳に挟んでおり、それが本当であれば大事な時期に諸々を穏便に済ませた方が良いのではないか……と思いましたが、私の立場からは言えないし(火に油)、そもそも話しかけんな罪なのでもう何も言えませんでした。ファンネルは発射されてしまったしデジタルタトゥーは残ってしまった。ここでどうすればよかったんだとこのあと何回も考えてみるも、話し合い以外に選択肢が出ませんでした。

翌3/28以降 上のTweetで3万フォロワーファンネルが飛んだことから「こーれネットリンチ始まりますよ」と思っていると案の定「カプから出て行け」「泥棒は同人誌を作るな」「下手くそ」等のDMは来ましたが、私が上げた検証画像については「全然重なってない」「この検証画像作った奴は眼科行け」「これがトレパクならもう怖くて絵が描けない」といった意見がTwitter上で多く救われました。

以降、pixivのメッセージでAさんの知り合いを名乗る方ROM垢から「説明文と検証画像が逆にAさんを貶めているので下げて欲しい」と依頼がありました。説明文と検証画像のアップはAさんの希望なので勝手には下げられない旨を説明し、もし本当に知り合いなのであれば、私はAさんからやりとりを拒否されているので、もしご本人が下げることを希望しているならお話しして私に連絡が欲しいとお伝えしましたがその後お返事はありませんでした。
ですが、身に覚えのない言い掛かりであり、先方の希望も満たし、私としてもできる限りの対応を行ったため、日常に戻りAさんからのアクションを待ちました。

筆を折らずにいられた理由

  • 主に自カプ外の第三者達がトレパクしていない事に賛同してくれたこと。
    (これは自カプ仲間が何もしてくれなかったという意味ではなくて、相手がカプ最大手かつ私と相手どちらとも知り合いといった場合など、同カプ者がTwitterなど表で言及するのには非常に勇気が必要……というか余程のパワー系ストロングスタイルツイッタラーでもない限りほぼ無理なことだと思います。居場所失うのは誰だって怖いですから。ただこっそりと私に「私はあれは冤罪だと思う」と言ってきてくれた自カプ仲間も何人かいて非常にありがたかったです)
  • 私がAさんのファンだった
  • たぶんAさんの方が諸々問題を抱えておりキツいだろうなという想像
  • Xの検証の稚拙さや、問題が明るみに出た後に出てきた検証の雑さから、私の筆を折ることはもとよりAさんおよびカプ全体を貶める意図を感じたため
  • そもそもトレパクをやってない

得られたこと

  • 「やってない」事の証明はとても難しく、罵詈雑言に対しては活動を続けて絵と漫画で黙らせるしかないという気持ち
  • 今後ずっと付き合っていきたいと思える信用できるフォロワーや友人
  • 自分にとってどうでもいい人間の言うことは特に気にしないでいい/私とは関係がないという考え方
  • 名誉毀損、誹謗中傷で法的手段を取る場合の相談ルートと費用の知識
  • 疑われないだけの画力をつけたいという意欲

やっておいてよかったこと

  • 無駄な抵抗をしなかったこと。当人同士で解決できるレベルの雑なトレパク検証だと感じたため、内々で早いうちに潰しておこうとそのつもりでDMしたが、先方は完全に黒だと考えておられたため「これは平行線が続く」と感じたので相手の指示に従い周囲の目を信じ、あくまでやっていないというスタンスで事実をすべて公表しました。
  • デザイナーさんに本を廃棄してしまうこととせっかく作ってくれた本が槍玉に上げやれていることへの謝罪と、もし作例として上げられていると余計な中傷がデザイナーさんに飛ぶ可能性があるので、その事について連絡と謝罪、相談。
  • 事が起きた当日も普段と同じ生活パターンを崩さず続けたこと。
  • 誹謗中傷と感じたすべてのDMなどのログのスクリーンショットとTwitter社への報告。
  • 時系列で起こったことのメモ。(友人からの助言)
  • イベント開催会社への電話相談。DMに罵詈雑言誹謗中傷が届いている今の私の状態で出席していいかどうかを相談したにも関わらず、スタッフと警備員で問題の詳細は伏せてスペース周囲の見回りを強化するので体調や精神面に気をつけて新刊を持ってぜひおこしくださいとのお返事。ありがたかった。
  • お祓い
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わりとガチめにスッキリするし安心できた。

さいごに(今現在トレパク冤罪で困ってる人へ)

ひどい目には遭いましたが、こういう時に声を上げて支えてくれる知らない人・知人・友人の存在でやりきれたのが9割でした。

腫れ物状態の人間に積極的に絡むことはとても勇気がいることだと思います。特に日本人は長いものに巻かれるがちで事なかれ主義なので「孤立するだろーなー」と覚悟していた中で声をかけてくれた事や相談にのってくれた事は非常にありがたかったです。

受けた被害としては、DMで誹謗中傷、Twitter上での悪口・雑検証と印象操作。精神的・肉体的なダメージとしては2日ほど食事できなかった事と腹を壊した程度で済みました。金銭的にもありがたいことに返金対応を希望される方が今のところ少ないため、返金・在庫を全処分しても印刷代金の半分程度は回収できそうです。ただ全ページフルカラー同人誌だったので痛いものは痛いんですよねこれが。デザインをしてくださった方、印刷してくださった印刷所の方には非常に申し訳ない気持ちは残りました。

あとこの本は、昔からの友達と初めて同カプになってゲストをしてもらった本で、自分で決めたとはいえそれを廃棄しなければいけなことが1番キツかったです。また状況の転び方によっては彼女に「トレパクした奴の仲間」というレッテルが貼られてしまうかもしれないので、それだけはどうしても避けたいと考えていました。

本件については来月3日と29日のイベントで返金対応も終わるため、5月を過ぎたら自分から触れる事はやめることを決めているし(こんな経験中々できないので笑い話としては擦るが)そもそも私から出せるものはこれがすべてなので、もうこれ以上の事は特に言及することがありません。

私がこの件についてスペースで笑いながら喋っていたり、面白がっていたりすることについて疑問視したりシンプル悪口も見ましたが、ありもしないことで中傷されたり腫れ物にされたり、笑い飛ばしてないとやってられないですよこんなクソみたいな状況……。単純にレアな体験に対して面白がっているのも無いといえば嘘になりますが……。

DMのやり取りを出すことでAさんの立場が更に悪くなる予想できたため表に出すことを非常に迷いましたが、Aさんから私の発言の全てが嘘・欺瞞・侮辱だという発言があり、その点についてのAさんからの説明や証拠のアップは無く、Aさんはイベント以降ずっと鍵をかけて沈黙を続けておられます。冤罪にも関わらずあのDM以降全ての対応をこちらで行っていて、私も疑われたままなのは嫌だし、そろそろちょろっと主張くらいしたってバチは当たらないんじゃないかと思って公開することにしました。

そして今回の件や過去のトレパク冤罪について、色々な人のツイートを見ている中で「もしも自分がトレパク冤罪をふっかけられたらどうしていいかわからない」と怖がるツイートをちらちら見たので、もしトレパク冤罪をふっかけられて困った……という状態になっていてこの記事にたどり着いて、信用できる相談相手がいないなどなった場合、そんなに力にはなれないかもしれませんが、冤罪を食らった身として相談くらいは乗れると思うので、abunaipeke.konatsu@gmail.comまで連絡してください。秘密は守ります。

他人に雑な冤罪をふっかけたりサンドバッグにすることで、名誉毀損と侮辱罪で前科がつく可能性があることがもっと周知されて、そういった行為が非常識かつ人として恥ずべきことで、そのような人たちが同人界隈、SNSひいては社会から退場せざるを得なくなるような空気や仕組み、環境が整って、今後冤罪や中傷で筆を折る方が出なくなることを願っています。
最後になりましたが、色々と助けてくれた友人やフォロワーの方、Twitterで庇ってくれた知らない優しい方、真剣にこの件について考えて意見をくれた方ありがとうございました。
あなたたちのおかげで今日も楽しく原稿ができています。感謝します。スパコミ、29日インテ参加される方、会場でお会いしましょう。バイバイ👋

参考:https://archive.md/ZE4aP